写真計測による施工進捗管理システム
CAD設計と毎週の三次元再構築モデル
の正確な重ね合わせ
写真撮影
・ ポール付き 「低コストドローン模倣」 撮影方法 ー 新開発
PRISM 2020プロジェクトでは、ドローン禁止区域にある広い建設現場向けの新しい狙い撃ち法を開発しました。 長いポールにアクションカメラを取り付けて、上部から撮影しました。この方法により、低コストの機器を搭載したドローンと同様に、短時間で高角度から撮影データを収集することができます。 前の工事で敷地が広くて広い上に、河川敷があるため、反対側からの撮影ができないし、ドローンの持ち込みが禁止されています。
SfM解析・MVS解析・3次元再構築
4K動画から写真を抽出し、SfM/MVSによる3次元再構築には複数のソフトウェアで実施いしました。 スケール合わせでは、座標情報を活用して、モデルのキャリブレーションを行います。 座標情報を収集には、2つの方法を検討しました。
- SNIPサーバやRTK2GOを利用した自前の基地局を現場内に設置
- 安価なRTK-GNSSモジュールとラズベリーパイやESP32(マイコン)を利用した移動局の導入です。
RTK-GNSSを使用した3Dモデルの正確な位置決めとスケーリングにより、毎週の3DモデルをCAD設計データと重ね合わせることができます。 これにより、建設の進捗状況の確認と監視が可能になります。
写真計測の結果
さまざまな情報を表示するためTIN、メッシュによるサーフェスデータを作成しました。スカラーフィールドスケールはモデルの標高を示し、緑色は適切なレベルを示します。
発注者との情報共有レベル向上
4次元モデルをVR装置で確認できるようにすることで、視点を自在に変えながら施工現場状況をリアルに確認することができる。それを発注者/受注者の双方で確認することで、現場状況に関する情報共有レベルが向上する。
4次元モデルをVR装置で確認できるようにすることで、視点を自在に変えながら施工現場状況をリアルに確認することができる。それを発注者/受注者の双方で確認することで、現場状況に関する情報共有レベルが向上する。